ライターに有利なおすすめ資格はどれか

ライターが持っていて有利だと言われている資格としては、ビジネス著作権検定などがあります。編集者や担当者にヒアリング調査を実施したところ、文章を書けることがわかる資格や、ライター業界の基礎知識に関する資格、専門的な領域の資格(メディアに権威づけができるもの)などのニーズがありました。

1. ビジネス著作権検定

ライターの資格1

ビジネス著作権検定は、Webライターが知っておくべき著作権に関する資格です。サーティファイ著作権検定委員会が運営、知的財産研究教育財団が監修を行う、著作権に関する唯一の民間資格です。

著作権といえば、2016年にDeNAが運営するWELQ(ウェルク)が、著作権を無視したメディア運営を行っていたことで、大きなニュースとなりました。近年、著作権違反やモラルが低い記事は、低評価を受けるだけではなく、記事を書いたライター自身が損害賠償で訴えられる可能性もあるため、著作権に関する知識は、自分を守るためにも大切です。大企業のクライアントであるほど、著作権やコンプライアンスに関する知識は求められます。

ビジネス著作権検定の合格率は51.4%。ビジネス著作権検定の上級合格者は、国家資格である「知的財産管理技能士」の受験資格を得ることができるという点もポイントです。

ビジネス著作権検定
実施日:年3回
難易度:★☆☆(初級)、★★☆(上級)
受験費用:5,000円(初級)、7,800円(上級)

2. 日本語検定一級

ライターの資格2

日本語検定は、日本語に関する知識があることを示す資格で、文部科学省が後援しています。出題内容は、語彙力や文法、敬語など様々です。理論に裏付けられた実践的なライティングスキルを身につけることができます。7級は小学生程度の内容ですが、1級は実践的な日本語力がないと合格できない難易度です。日本語の知識やルールを勉強することによって、文章力の土台を身につけられる資格です。

日本語検定
実施日:年2回
難易度:★★★(1級)
受験費用:6,000円(1級)

3. WEBライティング技能検定

WEBライティング技能検定は、Webライター向けの資格です。実際に受験した方の評判や口コミを確認したところ、ある程度一般常識で解けるような内容が多く、勉強するというよりは復習するようなイメージの口コミが多い資格です。

WEBライティング技能検定
難易度:★☆☆
受験費用:¥ 6,000

4. WEBライティング能力検定

WEBライティング能力試験も、Webライター向けの資格です。日本語に関する問題、薬機法、著作権などについて幅広く出題されます。WEBライティング技能試験との違いは、主催する団体です。WEBライティング能力検定は「一般社団法人日本WEBライティング協会」が運営しており、クラウドソーシング各社の代表が協会理事を務めています。ライターとしての基礎力や学ぶ意欲があることを伝えることができる可能性があります。

WEBライティング能力検定
難易度:★☆☆
受験費用:¥ 13,500(DVDセットの場合は¥ 19,800)

5. ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士などの専門資格

既にWebライティングの基礎知識がある方には、ファイナンシャルプランナーや宅地建物取引士といった専門資格をとる方法もあります。特定の専門知識を持つライターは、企業から一定のニーズがあるためです。金融・法律・IT分野などは、知識がないと記事自体が書けないので、資格があることは知識の裏付けとなります。

加えて、企業にとっては、資格を持つライターに記名記事を書いてもらうことがメディアの権威づけやSEO対策につながります。弁護士資格を持った法律ライター、ファイナンシャルプランナー資格を持った金融ライターなどもいます。難易度が高い資格でなくても、食に関する知識が豊富なライターなら食生活アドバイザー、旅系のライターなら世界遺産検定など、関連する分野の資格があることで知識の裏付けにつながる可能性があります。

ライターの種類 おすすめの資格
美容ライター 日本化粧品検定など
金融ライター ファイナンシャルプランナー、証券アナリストなど
食ライター 食生活アドバイザー、野菜ソムリエ、ベジタブル&フルーツプランナーなど
旅行ライター 世界遺産検定、観光プランナーなど
ビジネスライター キャリアカウンセラーなど

6. 宣伝会議の編集・ライター養成講座【番外編】

ライターの資格6

宣伝会議が開催している編集・ライター養成講座は、出版業界の最前線の現役で活躍する講師陣からライティングや編集についての総合的な知識が学べる講座です。資格ではありませんが、座学だけではなく実践でのライティングや添削もあるため、修了したライターは一定の知識があると見なされる可能性があります。

編集・ライター養成講座
難易度:★★☆
受講費用:¥ 160,000

7. 東京コピーライターズクラブ(TCC)賞【番外編】

大手上場企業の編集者が「資格ではありませんが、こんなライターはぜひ欲しい……」と紹介してくれたのが東京コピーライターズクラブ(TCC)の受賞歴があるライターです。

TCC賞はコピーライター界で有名な賞でなかなか受賞できるものではありませんが、TCC賞以外でも、文章に関する賞の受賞歴があることは実力の証明につながります。

東京コピーライターズクラブ(TCC)
難易度:★★★
費用:無料

8. ほぼ日の塾【番外編】

ライターの資格8

コピーライターとしても有名な糸井重里さんが主催する「ほぼ日刊イトイ新聞」が運営するほぼ日の塾を受講したライターも、一定の力があると言われています。審査条件が厳しく、募集も随時しか行なっていませんが、参加することで一定の評価を得ることができるので、興味がある方は募集を確認してみましょう。

ほぼ日の塾
難易度:★★★
費用:無料

資格は知識の裏付けとして活用する

資格を勉強することによって、知識を深めたり、スキルアップにつなげることができます。知識があることの裏付けとして、説得力にもつながるでしょう。

一方で、経験やスキルがない状態で、資格だけを持っていても役に立たない場合もあります。ライターを目指す方は、資格を一つの目安と考えながらも、実力をつけて、実績を積んでいくことが必要だと言えます。

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