丁寧語とは

丁寧語とは、丁寧な表現によって、聞き手への敬意をあらわす敬語を意味します。尊敬語や謙譲語と並ぶ、敬語の種類の一つです。

「ございます」「です」「ます」

「ございます」は、丁寧な意味を含む動詞。
「です」「ます」は、丁寧な意味をあらわす助動詞です。

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丁寧語の例文

丁寧語は、文の中で以下のように使用します。

その曲は彼が作曲したものです。(「だ」の丁寧語)
ノートに書いてあります。(「ある」の丁寧語)
その本なら彼女が持っていました。(「いる」の丁寧語)
そのお店ならあちらにございます。(「ある」の丁寧語)

美化語とは

美化語とは、聞き手がいなくても使える丁寧な表現です。名詞に接頭語として「お」「ご」をつけて表現します。例えば「お味噌汁」は「味噌汁」とも言えますが「お味噌汁」の方がより上品で丁寧な表現です。

美化語と丁寧語の違いとして、丁寧語は聞き手に敬意をあわらす言葉ですが、美化語は聞き手がいなくても使用することができます。

美化語の例
お茶、お料理、お飲み物、ご飯、ご本、ご心配
(原則として、和語には「お」を、漢語には「ご」をつけます)

目上の人と話す場合やビジネスでは丁寧語は大切

丁寧語は、丁寧な表現を使って敬意をあらわす表現です。対して美化語は、丁寧な意味をあらわす接頭語「お」「ご」がついた表現です。正しい言い方を無理なく身につけましょう。